一元化されたデータにより、HOMEDAYはマーケティングキャンペーンや活動を最適化
HomedayはFivetran、Snowflake、Tableauを使って、ドイツの不動産市場を分析する手段を構築し、マーケティングの成果を改善。
データ主導の文化を構築しました。
Data Stack
- Pipeline: Fivetran
- Sources: Google AdWords, Bing Ads, Facebook Ads Insights, Google Sheets, MySQL, PostgreSQL, Google Cloud Storage, Criteo
- Destination: Snowflake
- BI Tool: Tableau
- SI Partner Implementation: LEROI
重要ポイント
- Homedayでは、複数のデータベースやAPI経由で得られる異なるデータをSnowflakeを用いたデータウェアハウスに簡単に集約できるようになったため、手動で抽出する必要がなくなりました。
- コネクタの開発とメンテナンスを専門とする従業員をフルタイムで雇う必要がなくなり、HomedayはFivetranで210%のROIを達成しました。
- 不動産手数料のデータに迅速にアクセスできるようになったことで、Homedayが展開する、手数料引き下げを中心としたマーケティングキャンペーンを促進できました。
- マーケティングチームは、特定のチャネルで生成されるリードの数とチャネル・コストを把握することで、最適化のために得た多くの情報に基づく意思決定を下すことができました。
- BIチームは、過去に幾度も質問されていたが、回答に数日かかった質問を材料にして、Tableauに多数のダッシュボードを構築しました。
- Tableauにアクセスできる従業員のほぼ100％が、少なくとも1日に1回はTableauを使用しています。
Homedayはベルリンに拠点を置くデジタル不動産会社で、手数料率を下げ、買い手と売り手で発生するやりとりを改善することにより、不動産市場を変えることを使命としています。同社の現代的なアプローチは、不動産販売から最終的な購入・売却までの不動産販売のファネル全体を改善しています。Homedayは2014年の設立以来、ドイツの不動産市場に影響を与えてきました。
ビジネスインサイトへの盲目
HomedayのBI の責任者であるAlexander Novikov氏は、同社で唯一のBIを扱う従業員として雇用された際に、同社のビジネスプロセスを十二分に理解するよう求められました。データは4つの異なるデータベースとAPIに分散しており、データを結合するためのプロセスが手動であったため、同社は有効的なデータ分析が出来ていませんでした。
異なるデータセットを組み合わせて分析することは可能でしたが、そのプロセスは複雑で、結果として得られた報告書は、一定期間に何件の不動産が売れたかといった基本的な質問のみに答えるもののみでした。同社は、プロセスの可視性を高め、より差し迫ったビジネス上の疑問に答える手段を必要としていました。
その手段を実現するために、Homedayはデータウェアハウスを探し始めました。 Snowflakeを選択したのは、その高性能なクラウドベースのアーキテクチャ、データパーティション化へのスマートなアプローチ、合理的な価格設定、最小限のメンテナンスで運用できると知ったからです。データを集約するためのソリューションとして、SnowflakeはFivetranを推奨しました。
Fivetran、Snowflake、Tableauを備えた最新のデータスタック
「開発者が独自のコネクタを作ったり、スクリプトを書くためのオープンソースのツールを見つけたり、Fivetranを使って最もシンプルなアプローチをとることもできます。」とNovikov氏は言います。Novikov氏はFivetranコネクタを簡単に設定し、複数のデータソースからのHomedayのデータをSnowflakeに素早く取り込むことができました。「とてもスムーズに動きます。」と彼は言います。「私たちは、今、このプロセスを本当に信頼しています。開発者を依頼する必要もなければ、ETLにリソースを投入する必要はまったくありません。」
Homedayは最新のデータスタックを完成させるために、BIツールとしてTableauを採用しました。
基本的なレポートから高度なBIまで
一年前、Novikov氏は週に5〜10件のレポート関連のビジネス上の質問を受けとりましたが、そのうちの半分しか回答できませんでした。最新のデータスタックを活用することで、企業はすべてのデータを1つの場所に集約・格納し、信頼性の高いダッシュボードを多数構築して、様々な質問に対して迅速に一貫性がある情報を提供することができるようになります。手作業は必要ありません。さらに、同社の80%のメンバーがTableauにアクセスしており、アクセスしている人の100%近くが、少なくとも毎日Tableauを利用しています。
基本的な質問に答えることで、Homedayはより高度なBIに集中できるようになりました。レポートに専念する人々がおり、来年にはBIチームの拡大を計画しています。 「面倒な作業に集中するのではなく、ETLを機能させるのではなく、社内の他の人とコミュニケーションを取り、新たな質問に答え、さまざまな角度からデータを調べ、正しい分析環境とその答えを提供することに集中します。」とNovikov氏は言います。彼は、Fivetranがなければ、コネクターをフルタイムで作成および保守するには1人の専門家がHomedayに必要だと考えていました。ですが、Fivetranの導入で210％のROIを達成しました。
データ分析によるマーケティング決定の推進
HomedayはデータベースのPostgreSQLに不動産市場の状況に関する情報を保有していましたが、大多数のビジネスケースではまったくアクセスできなかったのです。「すべてのデータが1つの場所にあるからこそ深い分析結果を得ることができるのです。」とNovikov氏は言います。同社の地理データをSnowflakeに集約することで、同社は以下のことが可能になりました。
- 現在のビジネス・モデルとコミッション・レートが適正であったかどうかを判断し、お客様のコストを削減
- 不動産販売数、平均価格、平均手数料率などの主要な不動産市場変数の変化をTableauダッシュボードを活用して追跡し、ドイツの不動産市場を地域別に分析
- 事業拡大の明確なイメージを描き、不動産業者の募集場所を決定します
この情報は、企業の業務プロセスと意思決定に即座に影響を与えました。
「特に手数料率を知ることは、当社が他の市場と比べて大幅に低い手数料を提供しているという事実にフォーカスし、これが当社の現在のマーケティングキャンペーンの原動力の1つになりました。」とNovikov氏は言います。
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Fivetranについて：当社の標準化されたテクノロジーは、お客様のデータウェアハウスにデータを適切な方法で配信します。データアナリストの現実的なニーズによって形作られたFivetranの技術は、迅速な分析をサポートし、組織全体でデータに基づいた決定を可能にします。私たちは自身のソリューションに集中し、透明性を保つことで、データを扱う企業から信頼されています。
5分のセットアップの後、Fivetranはすべてのアプリケーション、データベース、イベント、ファイルを高いパフォーマンスを有するデータウェアハウスに複製します。標準化されたクラウドパイプラインは完全に管理され、メンテナンスは不要です。
Snowflakeについて：Snowflakeはクラウド向けに構築された唯一のデータウェアハウスであり、データ駆動型企業が複数のクラウドにまたがって瞬時の弾力性、安全なデータ共有、秒単位の価格設定を実現することを可能にします。Snowflakeは、データウェアハウジングのパワー、ビッグデータプラットフォームの柔軟性、クラウドの弾力性を、従来のソリューションの数分の1のコストで兼ね備えています。Snowflake:データに制限はありません。ここではFivetranを使ってSnowflakeにデータソースをロードする方法を学んでください。
Tableauについて：Tableauは、企業が適切な分析データを得て意思決定をするうえで役立つ、堅牢でスケーラブルな分析プラットフォームです。
LEROIについて：LEROIは、マーケティング、CRM、製品管理などの顧客中心の分野に重点を置いた、データ&アナリティクスの指導的なコンサルティング機関です。テクノロジ、データ、およびデータ駆動型の文化を総合的にコンサルティングすることで、データとその結果得られる洞察から明確なメリットをお客様に提供します。技術的な詳細から、250件を超えるコンサルティング契約において、データチームを最適に構成する方法について学んだことまで、多くの (多くの場合非常にコストのかかる) 落とし穴には遭遇しないことをお客様は確信しています。
